♪♥ このページは,元の教材「高校数学の基本問題」の「階乗」について,サーバ・トラブル等に備えてバックアップ・ファイルとして作成したものです. ♫♣ ただし,学習の記録は付いていません. • 樹形図・辞書式配列 • 階乗 • 順列 • 重複順列 • 隣り合う並べ方 • 両端指定,整数の順列 • 円順列,じゅず順列 • 組合せ • 組合せ(練習問題) • 組合せ(文章題) • 組み分け • 同じものがあるときの順列 • 順路 • 番号札のもらい方 • 重複組合せ • 重複組合せ(文章題) • 約数の個数・総和 • 二項定理・多項定理 • 順列,組合せ,確率(共通,センター問題) 順列や組み合わせでは、4×3×2×1のように整数を階段状に掛ける計算がしばしば登場します。これを表すために、階乗という記号を使います。
【階乗の定義】
正の整数nから1つずつ小さい整数を1まで順に掛けた積を n!で表します。
n!=n×(n-1)×・・・×3×2×1
階乗は、正の整数に対して定義されていますので、(-2)! のような「負の数の階乗」や、1.5! のような「小数値の階乗」は定義されません。0!は後に順列や組合せに関連して、別途定義されます。 【階乗の例】
このように階乗は、階段状に次々と掛ける計算になりますので、nが大きくなると急速に大きくなり、 100! (158桁の整数)などは筆算や普通のコンピュータソフトでは求められません。 |
【駅の風景で分かる階乗計算】 5両編成の列車の前に4両編成の列車を止めると5両目が見えます
(参考)より進んだ学習のために
大学では,階乗記号を重ねたものは別の意味が定義されています.
3!!は(3!)!→6!=720ではなく,奇数だけを掛けたもの3!!=3×1=3を表す.
同様にして4!!は(4!)!→24!ではなく,偶数だけを掛けたもの4!!=4×2=8を表す. ⇒ 高校ではn!!という記号はうっかり使わない方がよい. |
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問題次の値を求めてください.
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4!=4×3×2×1=24 6!=6×5×4×3×2×1=720 だから 4!+6!=24+720=744 |
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かっこの中を先に計算します. (2+3)!=5!=5×4×3×2×1=120 階乗のかっこは単純にははずれないので,次のような間違いをしないように気をつけましょう. |
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かっこの中を先に計算します. (7−5)!=2!=2×1=2 階乗のかっこは単純にははずれないので,次のような間違いをしないように気をつけましょう. |
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解説の階乗計算の例にあるように,できるだけ約分して簡単にします. =7×6=42 |
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0!=1です.(本来,階乗記号は正の整数に対して定義されますが,0!は解説にあるように,順列・組合せの公式を煩わしい制約なしに使えるようにするための「約束事」です.) 他方で,1!も1なので 結局,1!0!=1×1=1になります. |
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解説の階乗計算の例にあるように,できるだけ約分して簡単にします. |
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